高齢者を有料老人ホーム等の施設に入れる場合、様々な介護費用がかかってきます。第一にかかってくる費用が前払金です。
例えば高級マンションの中に介護施設があるような有料老人ホームの場合、前払金は一千万円を超えてくることもあります。将来的に高級な有料老人ホームの利用を検討しているなら、予め資金を蓄えておかなければいけません。
また、有料老人ホームを利用する際は、前払金のほかに月額費用もかかります。月額費用は居住費を始め、水道光熱費や食費などが該当します。前払金が0円の有料老人ホームだったとしても、その分月額費用が高くなっている可能性もありますので、有料老人ホームを利用する方は施設の介護費用はよく確認することが重要です。
それだけでなく、施設に毎月支払う月額費用の他に、個人で支払う費用もあります。例えば、入居している高齢の家族に対して、携帯電話を持たせたいという場合は、その携帯料金の支払いが必要です。携帯代金の他には、おむつ代金や医療費や、施設が実施するレクリエーションの参加費なども個人負担金として支払わなければいけないケースもあり得ます。
有料老人ホームを利用する時には前払金、月額費用、個人で支払う費用の3つがかかるので全て計算しておくことが大切です。もし、計算してみた結果、有料老人ホームの利用が難しいようなら、比較的安価で利用できる特別養護老人ホームなどへの入所を検討した方が良いでしょう。